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伊勢神宮を往く>2.伊雑宮
No.2 伊勢神宮を往く
伊雑宮

古くから皇大神宮の遙宮(とおのみや)とされ、別宮の中では、とりわけ高い格式を誇る神社です。
倭姫が志摩の国を巡られたとき、伊佐波登美命(いざわとみのみこと)に命じて造営されたといわれています。
祭神は天照大神(アマテラスオオミカミ)。



伊勢神宮(内宮・外宮)から離れている為、観光客や参拝者が少なく、落ち着いてお参りすることができます。
静かな境内は明るく、空気も清々しく、私の大変お気に入りのお参りスポットなのです。

この地、志摩地方は 海で漁をする人や海女が多く、 特に海と星との関わりが強く感じられる土地です。 そして、昼間にお参りしていても、なぜか天空の星の存在、宇宙から降りてくるエネルギーを強く感じます。
私にとっては 思わず、空を仰ぎたくなってしまう場所。それが伊雑宮です。
倭姫がこの地を訪れた時、星に導かれるように、伊勢の地へ向かったのではないでしょうか。

社務所のそばの大楠の木。
「ナウシカ」にでてくるオームのようです…

アマテラスとスサノオ。陰陽道との関わり
岡野玲子の漫画「陰陽師」にも倭姫の伊勢へ至る旅について陰陽道における反ばいの話がちらっとでてきますが、
伊勢神宮にまつわる陰陽道の話で言えば、志摩にある伊雑宮に影響の跡が見られます。
伊雑宮は国の重要無形民俗文化財に指定される御田植え祭で有名なのですが、この行事では「太一」の大団扇を作ります。
「太一」とは・・
古い言葉で「天白」という言葉は「太一(北極星)」、「太白(金星)」を表す総称で
仏教では、太一を大日如来、太白を虚空蔵菩薩、神道では太一を天照大神、
太白を素戔嗚尊としています。
また伊勢神宮の鬼門 朝熊山の山頂には神宮の奥の院と言われる金剛証寺があり、
虚空蔵菩薩をおまつりしているのです。


また、内宮を北極星とし、外宮を北斗七星に見立てると、北斗七星が北極星の北西・地上すれすれに来て、柄杓が上を向き、ほんとうに柄杓に物が入れられそうな配置の時に伊勢神宮で最も重要な祭祀・神嘗祭が行われる・・と陰陽道との関係を指摘する説もあるのです。


海女の魔よけ(セーマン ドーマン)
星形が「セーマン」、格子柄(立5本、横4本)が「ドーマン」と言われます。
伊勢志摩の海女さんたちが魔よけに、手拭い等に縫いこんで持っています。

魔よけの印セーマンは平安期の陰陽師 安部清明(アベノセイメイ)、ドーマンはそのライバル、芦屋道満(アシヤドウマン)からとったものといわれています。
セーマンは清明判として日本各地で、魔よけとして用いられています。

海女の信仰は、呪文を唱える、魔よけの印を付ける、お守りを身に付ける、神さまへお祈りする等、様々なことが行われています。
10m以上も海底に潜る海女の作業は、孤独で常に生命の危険を伴います。
こうした信仰は、自身の身を守り、安全に仕事をするための祈りなのです。


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アマテラス

 

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