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伊勢神宮を往く>1.二見興玉神社
No.2 伊勢神宮を往く
二見興玉神社

今回、はじめに訪れましたのはここ「二見興玉神社」です。
潮騒とともにグンとくる清々しい浄化されるようなエネルギーを感じます。
古来、伊勢神宮に参拝する前には、ここ二見浦で禊を行うのが慣わしでした。
今ではそれに代わるものとして「無垢塩祓い」があります。

ご祭神は猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)と宇迦御魂大神(うかのみたまのおおかみ)。
ご神体は二見浦のはるか沖合いに沈む「興玉神石」。そのため本殿はありません。
「興玉神石」は手を貝に挟まれ海に引きずり込まれて沈んだ猿田彦大神の化身といわれています。
猿田彦大神は天狗のような風貌をした人気のある神様で、天照大神の孫、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が三種の神器を授かり天降られる(天孫降臨)際に、天の八衢(やちまた)にお迎えして途中の邪悪を祓いながら道案内をしました。
また垂仁天皇の時代、倭姫が天照大神の御鎮座の地を求められたときも御神徳を示され五十鈴川の川上に導きました。
この為、「道開きの神」「善導の神」として開運招福、家内安全、交通安全の守護神として信仰されています。


倭姫が夫婦石の間から昇る朝日の美しさに
2度振り返って見たことから「二見興玉神社」
いたるところに並ぶ「カエル」は
猿田彦大神の遣い

夫婦岩は、沖合い660mの海中に鎮まる興玉神石の鳥居と見なされています。
男岩と女岩を結ぶ大注連縄は「結界の縄」とされ、大注連縄の向こうを常世神が太平洋の彼方から寄りつく聖なる場所、そして手前を俗世という隔たりを持ち、張られています。また夏至の日には夫婦岩の間から日が昇り、日の出の遥拝所として古くから知られています。

境内になぜか沖縄産のシャコ貝があります。
猿田彦大神は海で貝に手を挟まれて溺れ死んだとされています。
貝に挟まれて溺れるということから、よほど大きな貝、写真のような大きなシャコ貝だったのかもしれません。
 

蘇民将来子孫家門(そみんしょうらいしそんかもん)

その昔、スサノオノミコトが二見を訪れた時、暴風雨に遭って、一夜の宿を求められました。貧しいながらも宿の申し出を快く受けいれ、手厚くもてなしてくれた「蘇民将来」にお礼として彼の家に茅(ちがや)で輪を編んだものを張りめぐらし、疫病から守ったという伝説が残っています。
それからというもの伊勢志摩地方では災いを防ぐため「蘇民将来子孫家門」と書いた札の注連縄を1年中飾るようになったと言われています。


→次は少し遠出して、最も格式の高い別宮「伊雑宮」へ参りましょう→

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