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荒野の写真家 大高明の世界
序章
しばしば聞かれるのが、何故?この地域を歩くきっかけは?

1992年秋、ニューメキシコ、アルバカーキバルーンフィエスタに向かう途中、大した気概も周到な準備もなく、ふと目に入ったグランドキャニオンの標識を見て、話の種に寄り道したという思いつき。
これが、結果的に15年間、5百日以上も足を運ぶ運命的な出会いになっている。
もっとも、バルーンフィエスタに行くきっかけもちょっとした出会いからだった。
その年の春、東京の千鳥が淵で桜を撮っていて話したアメリカ人写真家との会話からだ。
非常に出会い頭的で無計画、成り行きまかせの感を持たれるかも知なれいが、
限りない展開が広がる面白さは、”偶然的な出会い”。
それが好きなのだ。

小生にとってのワイルドウエスト・コロラドプラトーの世界とは・・・

行く度に新たな出会い、遭遇は好奇心を満たしてくれる、決してガッカリさせられる事はなく、魅了して止まない美しいワンダーランド。
今後も尽きる事無く、もっと深くのめり込んで行くだろう、心が向くままに・・・・
訪れた回数だけ多くの表情と出会える。
日々諸条件、季節、天候、気象、時間、光線など、気まぐれな演出で全く違った表情で迎えてくれる。
知れば知るほど妥協出来ず、引き込まれて行く。
納得ゆく迄こだわって撮影したくなるのが自然写真家の欲求だ。

ここでは広大なコロラドプラトーの奥深い世界の一端を紹介して行こうと思う。
風景、自然だけでなく、体験したエピソード、出会った人々、目にしたネイティブアメリカンの岩絵、味わった野外炊飯、ローカルレストランなどを、それぞれの場所と関連して写真と文章で展開してゆくつもりだ。
コロラドプラトーの名前を聞いても判らない方も多いと思うが、グランドキャニオン、モニュメントバレーがある一帯のことである。
多分想像した事もない風景かも知れない。
これからお見せする風景、岩の造形などを通し、地球、(宇宙)自然の不思議、驚き、興味を持って頂けたらと思う。



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